時代は禁煙!串カツ田中が全面禁煙で居酒屋の来客数が伸びた

時代は禁煙!串カツ田中が全面禁煙で居酒屋の来客数が伸びた




世の中の愛煙家にとって今の日本は肩身が狭い思いをしていますよね。

昔は堂々とタバコを吸えたのに、今では喫煙スペースを探しながらタバコをすることになっています。

堂々とタバコを吸えるのはパチンコ屋と居酒屋ではないでしょうか?

しかし、そんな居酒屋にも禁煙の流れが押し寄せてきています。

串カツ田中が全席禁煙を導入しその結果を発表しました。

  • 客数2.2%増↑
  • 売上2.9%減↓

世間では居酒屋が全面禁煙で成り立つのか?と思われていましたが、その予想を裏切る結果になりました。なんと来客数が伸びているのです。

居酒屋の全面禁煙についてのまとめたのでぜひ読んでください。

串カツ田中の全面禁煙の狙いとは?

串カツ田中とは2008年に1店舗をオープンしてから現在までで200店舗を構えるようになった居酒屋チェーンです。2016年には株式上場しています。

企業理念は、「串カツ田中の串カツで、一人でも多くの笑顔を生むことにより、社会貢献する。」です。

大阪の大衆的料理である串かつ武器に人気を得ています。

 

さて、串カツ田中が全席禁煙にしたのは2018年6月からです。立ち飲み形式の3店舗を除く、全国181店舗で全面禁煙になりました。

狙いは、

  • 家族連れの満足度向上
  • 従業員の受動喫煙防止
  • 新規顧客の獲得

です。

全面禁煙を開始して、店舗内に充満していたタバコの煙が消え、子どもたちの来客が増えました。

その一方で、タバコを吸うサラリーマンたちからは「行きづらくなった」という声も上がっています。

来客数が伸びて客単価が低下した理由



串カツ田中によると全面禁煙を開始して一ヶ月間の来客数は前年同月比2.2%増えました。一方で客単価は5.0%下がり、売上は2.9%下がりました。

客単価とは、お客さん一人が支払った金額のことです。

客単価が減少した理由は、全面禁煙を周知するために実施したキャンペーンの影響です。通常は100円、150円、200円の串カツを全品108円(税込)に値下げする「感謝祭キャンペーン」とドリンク全品を216円均一にする「200店舗達成キャンペーン」を行ったからです。

このキャンペーンが終わり通常営業になると、客単価が戻ると予想できます。

家族連れとカップルが増え、サラリーマンが減った

串カツ田中が全面禁煙にすることで客層も変わりました。

  • 家族連れ:6%増↑
  • 20代以下の男女グループ:1%増↑
  • 女性グループとカップル:1%増↑
  • 会社員の男性グループ:6%減↓

全面禁煙を導入して、タバコを吸わない客層が増えたように感じます。

また、禁煙化によりお母さんと一緒に来店する子供や、未成年の来店が増えました。その結果、アルコールの注文が減って、ソフトドリンクの注文が増えたことも客単価低下の理由の1つです。

この結果をうけて串カツ田中は「増えた客層・減った客層が明確に分かったため、かえって年代別のアプローチ策を打ちやすくなった」と前向きな姿勢を見せてきます。

来店する客層や考えを理解できれば、売上アップの施策を行いやすくなります。

売上のピークが分散した



客層が変わったので、売上のピークも変わります。今までは午後7時から午後11時にピークを迎えていた売上が分散するようになりました。午後5時の早い時間帯の売上が増加した一方で深夜帯の売上減少しました。

やはりサラリーマンたちのお店離れが原因と考えられます。

この結果に対しても、串カツ田中は「明確な結果が出て、施策の影響を確認できたことは一つの収穫。詳細は未定だが、売り上げが減った時間帯に対して的確なアプローチを取ることで課題を解決していきたい」としています。

お客さんと従業員の声

全面禁煙を受けて串カツ田中を利用するお客さんや従業員の意見が出ているのでご紹介します。

お客さんの声

お客さんのプラスの声
  • 禁煙になって嬉しい
  • 安心して子どもを連れてこれる
  • 妊婦でも来れる
  • 料理が美味しく食べられる
お客さんのマイナスの声
  • 禁煙になって残念
  • 居酒屋でタバコが吸えないなんてありえない
  • ゆっくりできない
  • もうこない

女性客や料理を楽しみたい客層からは評価する声が多いです。一方で、タバコを楽しみにする客層からはマイナス評価のようです。

従業員の声

従業員のプラスの声
  • 女性客や若者の増加して嬉しい
  • 快適な環境で働くことができる
  • 灰皿を片付ける手間が省けて嬉しい
  • いままで暇だった早い時間が混み合うのは嬉しい
  • 高校生の利用が増えた
  • 平日のファミリーが増えた
  • 回転率が上がった
従業員のマイナスの声
  • 全面禁煙と聞く帰るお客様がいる
  • 店舗の外でタバコを吸う
  • 滞在時間が減っている

従業員からはプラスの声が多いようです。従業員はお客さんの吸うタバコの煙で受動喫煙状態でした。それがなくなったことは働きやすさという観点から大きくプラスになります。

一方で、タバコを吸いたいと思っているお客さんとはトラブルがあるように感じます。

まとめ:禁煙によるメリットは多く感じるが課題も多い

串カツ田中の全面禁煙化で客数が増えるということが結果として明らかになった。

これは、全面禁煙が多くの方から支持を受けているということの証拠だ。

一方で、店舗側からすると売上が減ってしまったので、純粋に喜ぶことができない。

全面禁煙化によって、タバコを吸わない人や未成年の来店を増やすことができるので、ターゲットを明確にした施策を打ちやすくなるのは明らかだ。

禁煙という流れが日本を席巻している中、居酒屋の全面禁煙化も大きな流れの1つであることは間違いない。これからの串カツ田中やその他の居酒屋チェーンの動きに注目したい。







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